(長いです。お時間のあるときにでも)
昨夜は始まって以来というほどのたくさんの方のご来室があり、それがなんとみなさんに一周年をお祝いいただいたサプライズでした。
本当にありがとうございます。
この1年、会員のみなさんをはじめご支援・ご協力いただきましたみなさんに心よりお礼申し上げます。
ふだんこんな時間に来室しない方がぞろぞろいらっしゃったあたりで気づけばよかったのですが、「平日の夜にこんなにたくさん席が埋まるのは珍しいから」などとノンキに写真を撮っていたのです。
その写真を後で見直してみてびっくりしました。
みんな以前からの仲間のように笑顔で写っているけれど、実は昨夜ここで初めて顔を合わせた人も多かったという事実にです。
サプライズの仕掛け人は、今年3月に会員になってくださった女性。その呼びかけに、オープンのころからの会員さんから最近入ったばかりの会員さんまでが応えてくれたというのです。
例えば、老舗の喫茶店とか何かの活動とか、どうしても常連さんたちですでに濃いコミュニティーが形成され、なかなか飛び込みづらい(飛び込みづらそうに見える)ことがよくあります。
でもKAMAZOUにはそういった壁のようなものは見当たりません。「会員」になってしまえば、隔たりは一切なくなります。年齢、性別、職業などを超えてみなさん気楽に交流されています。
先日、市内のある重鎮に「会員制」を採用したことをほめていただきました。実は3階という立地のデメリットを何とかするための苦肉のアイデアだったのですが、その方のお話を裏付けるようなシーンが写真には写し出されていたのです。
そう、実際にカウンターに立っていていつも感じるのは、会員さんの誰もが新しい方の入会にウェルカムであること。入会申し込みのシーンに同席した会員さんは、僕以上にうれしそうな顔をしていることもありますよ。
新しい「会員」が増えることは、
紛れもなく新しい「仲間」か増えること。
年間1万円という決して安くはない対価を払って入会することは、やはり特別なことです。
でも、カフェとかバーとか居酒屋とか、普通の図書館でもこうして出会って仲間が増えていくことはないはずです。
その価値を会員さん自身が見い出してくださり、いつのまにか楽しく、自由に、KAMAZOUを活用してくださっている。昨夜のサプライズは、それを象徴するような出来事だったのです。
ここはすでに僕が創り出したものではなく、
完全にみんなでつくっていく空間になっていました。
そして振り返れってみれば、当初のコンセプト「みんなでつくっていく図書館」が、想像以上の展開を見せていたことに涙が出るほどうれしいかったのです。みなさん、ありがとうございます。
ただ、実をいうと会員の数は当初想定していた約半数で推移しており、運営は相変わらず厳しい状況が続いています。
しかし、想定していたよりはるかにすてきなみなさんが会員さんになってくだったおかげで、こんなに素晴らしい場になっています。この空間を継続させていくために、もっともっと汗をかかなければと思いを新たにした一周年の記念日でした。
ここまでお読みいただき感謝です。
みなさん、これからもよろしくお願いしますね。
写真は、昨夜つくっていただいた寄せ書きボードです。
入口に置きましたので、ご来室の際に1周年メッセージをお書きください。
よろしくお願いします。
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